映画「デッド・オア・リベンジ」(2015年、ジョージア)をAmazon Prime Videoで視聴しました。
いかにもな低予算って感じのシチュエーションスリラー作品ですが、なかなか面白かった!
ジョージアの映画はこれが初めてです。やっぱりどこか独特さが感じられました。

なぜホラー映画枠に入っているのか謎ですが、まあある意味ホラー映画とも言えるのでよしとしましょう。
今回も偉そうに下手な感想をつらつらと述べていきたいと思います!
映画「デッド・オア・リベンジ」あらすじ
そこでダニエルとアリシアは婚約をするが、親友のクリスとアリシアは男女の関係になってしまっていて、その三角関係のもつれからダニエルは二人を罠にはめる。
地雷を踏まされたクリスと泣いて謝るアリシアを置いて、ダニエルはその場から立ち去ってしまう。
そこへ現地人の髭デブ男のイリアが現れ、二人は助けを乞う。
イリアは条件を出して二人を助けるフリをしつつ、動けないクリスの目の前でアリシアをレイプ。
怒り狂ったクリスは絶対にイリアを殺すと復讐を誓う…
映画「デッド・オア・リベンジ」トレーラー&キャスト
【キャスト】スターリング・ナイト、スペンサー・ロック、ディーン・ガイヤー
映画「デッド・オア・リベンジ」ネタバレ感想
ネタバレを含みますのでご注意を。
作品の評価は……

★★★☆☆です。
ワンシチュエーションで見せる力がすごい
この映画、ほとんどワンシチュエーションで話が進んでいきますが、それだけで観せていく力はすごいと思いました。
人間の持つ慈愛の心と醜悪な部分という、コントラストがはっきりと描かれた作品です。
テーマとしては「復讐をしてもただ悲しいだけ」という、反戦、反暴力的なメッセージが込められているようです。
こうゆうテーマは映画的でとてもいいと思います。

しかしこのシチュエーションを選んだダニエルの手の混んだ嫌がらせにも脱帽しますね
後半の復讐劇
恥辱を虐げられ、愛する者を目の前で暴行・殺害されたクリスが、後半になってイリアに復讐をするというシーンが描かれていて、カタルシスを感じられる構成になっています。
ただ、「おいクリス、家族は関係ないんだからやりすぎるなよ?」と思わせ、そこにドキドキするわけです。
でも心のどこかで、「クリス…お前この奥さんと娘をレイプしたり殺したりするんじゃないのか?」と、どこか期待感に似た人間の醜悪性みたいなものが沸き起こさせられます。

いや、お前だけじゃねーの?それ?
ラストが尻切れトンボ
ロシアンルーレット風の恥辱ゲームの末、結果的にクリスはイリアの娘を射殺してしまいます。
泣きわめく母親とイリア。
呆然とするクリス。
ここで映画は終わります。
………ってここで終わるんかーい!!!!!
この後最後のオチがあって、最初に消えていったダニエルが現れるとか、アリシアはまだ生きていて止めに入ったとか……
そうゆうオチを期待していたのですが、サラッ…とエンドロールが流れ始めて吹いてしまいました。
あえてここで終わらせたのは、復讐の虚しさだけにフォーカスした(最後のクリスの呆然自失とした表情)という、監督の意図なのかもしれませんが。
エンタメとしては尻切れトンボというか、不完全燃焼な印象が残りました。

それがダメとかっていう話ではないんですけども…
映画「デッド・オア・リベンジ」まとめ
最後のオチを除けば、続きを観たいという刺激的な展開が上手な作品で面白い映画です。
予算の関係なのか、全体的に地味なのは仕方がありませんがこうゆう作品けっこう嫌いではないです。
っていうか僕は映画の知識しかなかったのですが、地雷って踏んだ瞬間に爆発するんですね。知らんかった。

イリアおじさんから学ばせて頂きました
シチュエーションスリラーといえば、『SAW』シリーズや『CUBE』が有名ですが、こちらの映画もちょっとだけ類似性があるかもしれません。よろしければついでにお読みください。
映画「デッド・オア・リベンジ」はアマプラで視聴できます
もう一度観たい人も、まだ観ていない人もこちらからどうぞ!
ついでに読む? Twitterで漫画を公開中!
映画の感想ブログとは別に、Twitterで漫画をアップしています。
よろしければフォローお願いします!
Twitterに載せた絵日記漫画はこちらで読めます。
コメント