「ゴミを捨てるな」
ホラー映画「ヒトコワ2 -本当に怖いのは人間-」をAmazon Prime Videoで視聴しました。
前回のヒトコワがなかなか面白かったので、二作目となる本作も期待!
さて、今回も各話のあらすじをざっくりと記しながら感想を述べていきたいと思います。
前作「ヒトコワ1」の感想記事はこちらです。
▶映画「ヒトコワ-ほんとに怖いのは人間-」ネタバレ感想★一番怖いのは女だ
次回「ヒトコワ3」はこちら。
▶映画「ヒトコワ3-本当に怖いのは人間-」ネタバレ感想★森川葵がカワイイけどつっこみどころ満載
ホラー映画「ヒトコワ2 -本当に怖いのは人間-」ネタバレ感想
ネタバレを含みますのでご注意を。
作品評価は…

★★★☆☆です!
この手の作品はハズレが多いのですが、ヒトコワシリーズはなかなか上質で面白いですね。
どこぞの無名アイドルを起用しているC級作品より、演技のしっかりとした作品の方が楽しいです!
以下、各話のあらすじ要約と感想になります。
ペットモニター
上山は顧客のクレーム対応に明け暮れていた。
ミスやクレームの原因は年上の部下、金子の怠惰によるものだった。
金子は仕事中ずっと飼い犬のペットモニターを監視していて、仕事をほったらかしにしている。
上山は不倫相手でもある上司の田岡部長に相談すると、田岡は金子を叱責してくれた。
だが昔、田岡部長と金子は不倫関係にあったとか何とか噂されている。
翌日、田岡は会社にやって来ない。
金子は相変わらずペットモニターを監視し続けている。
金子が買い物に出ている間、たまたま金子のPCをいじる上山。
飼い犬が食べていた餌は、田岡部長の「手」であることをモニター越しに確認。
田岡は金子と不倫していた過去があると知った上山は、にっこりと笑って
「かわいいワンちゃんですね」
主演女優さんは元モデルのタレントらしいですが、パッケージにも起用されるほどの美人さんです。
普通に考えて金子さんの勤務態度だったらクビになっていると思うけど、クビにならない理由があるのかもしれない。
それは田岡部長と金子さんの過去が関係しているのかも?
飼い犬を溺愛している金子さんだが、人間の肉を飼い犬に食わせるなんて動物虐待だと思わないのだろうか?
だがそうゆう常識的な感覚が狂っているサイコパスだから、金子さんは恐いのだ。って話ですね。
主人公の上山は不倫相手である田岡部長が死んでよかった…みたいな顔のオチがわかりにくかったのですが、別に好きでもなく、社内での立ち位置を向上させるためだけに不倫していたということでしょうか。

田岡は色んな女性に手を出していたという事実を知ったからじゃないの?
ヘビと初恋
小学生のダイキは同級生のハセガワという女子が好きだった。
放課後、公園で友達のドッキリに遭うダイキ。
ヘビの模型を投げつけられて、リアクションを撮影されるというものだった。
友達はハセガワにも教えてやろうとダイキを冷やかす。
ダイキはベンチに書いてあった自分とハセガワの相合い傘のマークが見える。
しばらくすると友達は塾で帰ってしまう。
一人きりになったダイキの前に下校中のハセガワが現れる。
ダイキはハセガワにヘビのイタズラをしようと思いつき実行する。
好きな子にイジワルしたくなるそれである。
ヘビの模型に驚いたハセガワは車道に飛び出してしまう。
その瞬間、車にはねられて死亡する。
その後、警察に「なぜハセガワは飛び出したの?」と質問されるダイキ。
ダイキは自分のせいでハセガワが死んでしまったので、本当のことを言えずにいる。
「目撃者は君しかいないんだよ」
その瞬間、ダイキの目つきが変わる。
「ぜんぜん、わからないです」
公園のゴミ箱にはヘビの模型。
ベンチの相合い傘マークはマジックでかき消されていた。
ダイキに一目惚れしたヘビがハセガワに嫉妬して、ハセガワは事故に遭ってしまった。
…というお話でしょうか?
ヘビというのは魔の象徴みたいな面もあるので、使い方としては良かったと思います。
ただ、アオダイショウみたいな一般的なヘビじゃなくて、白蛇とか海外のやばそうなヘビとか、もっと印象的なヘビにしたほうがその魔力をもっと強く感じさせられたような気も…。
このヒトコワシリーズは役者さんの演技力が高いので安心して観られるというのがありますが、今回のダイキ少年の演技力もすごい。無邪気な少年からの最後の表情とか、お見事だと思います。
二人の約束
会社員のダイスケは結婚していて妊婦の妻がいる身だった。
「これは浮気じゃない」と言い聞かせ、ホテルにデリヘル嬢を呼びだす。
デリヘル嬢はアケミという若い子で、火傷が原因で客に逃げられてばかりだという。
ダイスケはそんなこと気にしないよとアケミを抱く。
アケミはダイスケに自分以外の女とこうゆうことしないでと告げ、二人は指切りげんまんの約束を交わす。
その後、教えてもないメアドにアケミから連絡が来て不審に思うダイスケ。
後日同じ業者にデリヘル嬢を頼むが、アケミ以外の子にしてくれと要望を出す。
しかし、ホテルにやって来たのはアケミだった。
驚いたダイスケは鍵をかけるが、ピッキング技術を駆使してアケミは部屋に入ってくる。
アケミの左手には指がなく、指切りの約束を守るために切ってきたという。
そして、ダイスケの家にも行ったと言い始める。
怒ったダイスケはアケミを灰皿で殴打し、部屋を出る。
家に帰り妻に話しかける。
妻は包丁で腹を刺されて死んでいる。
腹を刺したのはアケミではなく、妻の浮気を疑ったダイスケだった。
「俺たちは浮気なんてしないって約束しただろ?」
サイコパスのダイスケの前に現れたサイコパスの風俗嬢。というお話。
浮気されて殺した妻の生前の写真を携帯の待受にしたりするか? 遺体をキッチンの椅子に座らせたまま放置するか? という疑問も残りますが、そのへんの異常性がこの男の狂気を強調している…のかもしれません。

強引すぎる解釈だな
自転車をとめないでください
路上にゴミをポイ捨てし、自転車を迷惑駐輪する女子高生。
「ここに自転車をとめるな」と注意書きをされるが、それでも迷惑駐輪を繰り返す。
ある日「自転車を停めると絶望する」と書かれていて、ハンドルに細工をされていて怪我をしてしまう。
それ以来徒歩通学に切り替えたがゴミのポイ捨ては続けていた。
すると今度は「ゴミを捨てるなこうかいする」という注意書きを発見。
マンションの前を歩いていたら屋上から自転車が落下し、今まで捨てたペットボトルもたくさん降ってくる。
犯人はその映像を撮影し、ネットで中継配信していたのだった。
「ゴミを捨てるとこうかい(公開)する」
人がゴミを捨ててる姿って不愉快なもんですよね。
張り紙までされているのに民家の壁に違法駐輪を繰り返す女子高生の肝のすわりようというか、太々しさにもツッコミを入れたくなりました。
で、肝心の内容は言葉遊びネタ。
女子高生の自業自得なストーリーだけど、いまいちパンチが欠けているような。
靴紐を結んでしゃがんだ姿勢の真横に注意書きが貼ってあったけど、あれはどうやって予測して貼ったのだろう?
その辺がよく分からなかった。
あと、最後に視聴者が「つまんねー」とつぶやくのだが、これを言わせるとリアル視聴者であるこちら側も本当につまんねー…という気持ちになると思う。
こうゆうのはあまり良くないなと勉強になりました。

うん。この感想もつまんねー
共通の趣味
怖い話をしたり、ヤスオが撮影した心霊写真を見て盛り上がる。ヤスオのデジカメの中にはA子とタカシのイチャイチャを盗撮されたものがあり、A子はSDカードを没収する。
みんなが帰った後にA子は何気なくSDカードのデータをチェックする。
中にあったmp4動画を確認してみると、マスクを被った男が若い女に暴行を加え、斬首して弄ぶという快楽殺人動画だった。
マスクを取った瞬間を確認すると、犯人はヤスオだったことが判明。
怯えるA子の背後になぜか帰ったはずのヤスオがいて、忘れ物を取りにきたという。
すぐに彼氏のタカシに連絡すると、タカシも終電逃したので帰ってきたという。
動画の続きが流れる。
顔が映ってしまったヤスオが、道連れにタカシの姿も撮影。
二人は共通の趣味を持つ快楽殺人者なのであった。
本作の中ではこの作品が一番見応えがありました。
ただ、タイトルの時点でなんとなくオチは読めてしまったのが残念!
スナッフビデオの映像にそこまで際どいシーンは映っていないけど、想像を働かせてしまうので気味悪いですね。
快楽殺人というストレートすぎるヒトコワ作品。
タイトルでネタバレになっているので、実はA子ちゃんとヤスオの彼女もそっち側の人間だったというどんでん返しのオチでも良かったのかも。

それにしても色々と杜撰すぎるだろあの二人w
ホラー映画「ヒトコワ2 -本当に怖いのは人間-」まとめ
60分くらいの作品なので、気楽にサラ〜っと視聴できるのが良いですね。
ヒトコワシリーズは次の三作目で最後になります。
最後まできっちり視聴しようと思います!
ホラー映画「ヒトコワ2-本当に怖いのは人間-」はアマプラで視聴できます
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