映画「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」★ネタバレ&全話の感想★泣きあり笑いあり

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ホラー映画/邦画

こんな悪夢を見た

 

ホラー短編オムニバス映画「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」(2015年、日本)をAmazon Prime Videoで視聴しました!

 

いかにもな低予算ホラー映画ですが、思っていたよりは見応えのある内容でした!

 

 

以下、ネタバレあらすじと、感想になります。

あらすじを飛ばしたい人は目次からどうぞ!

 

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ホラー映画「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」 あらすじ(完全ネタバレ)

奇々怪々譚00_窓の幽霊

全八話の短編映画です。

こんな悪夢を見た

第一話 カーテンの向こう

身体に障害のある電動車椅子の男が本を読んでいる。
介護師の川村は親の愚痴をこぼしながら介護の仕事を進める。

郵便書留が来たので川村は部屋のしきりのカーテンを引き、玄関に向かう。
老人は再び本を読む。

しばらく時間が経つが、川村は戻ってこない。
男は川村の名を呼ぶがまったく返事はない。

携帯電話を取ろうとするが、身体が不自由でなかなか上手く取ることができない。
もたついていると、窓の外に血の手形が。

カーテンが開くと、そこには血塗れのハゲ男が突っ立っていた。

おわり

第二話 深夜の来客

自宅の部屋でくつろぐ男・志村。
友達から電話がきて飲みに誘われていた。
しかし富田という友達に3千円借りていて、今から飲みに行ったら金返さなくちゃならないからと断った。

深夜2時過ぎ。
寝ているところに玄関のチャイムが鳴る。
インターホンには誰も出ない。
外にも誰もいない様子。

しばらくすると、再びチェイムが鳴る。
インターホン越しに怒るが誰も出ない。

のぞき穴を見ると、ドアの向こうに黒のカーディガンを着た誰かがいる。
携帯が鳴る。
先程、飲みに誘ってきた友人からだった。
友人は泣きながら「酔っ払って倒れて富田が車に轢かれて死んだ」と話す。

玄関のチャイムが鳴る。
携帯の画像を見ると、黒のカーディガンを着た富田との思い出の写真が。
玄関の外にいるのは、もしかして富田なのか?

すると、玄関の取っ手をガチャガチャと揺さぶられる。
怯える志村。

富田に借りた金を返せば帰ってくれるかもしれない。
玄関ドア下の隙間から五千円札を外に出す。
しかしドアのガチャガチャは止まらない。

翌朝。
玄関の外には誰もいない。
足元には二千円のお釣りが。
「律儀…」

おわり

第三話 東京の友達

東京にある古い一軒家で暮らすメガネの家に、田舎から友人がやってきた。

こんな広い家に一人で暮らしているのか?ペットいるのか?もしかして女いるのか?
と問うと、まあ…いないよ…とハッキリとした返答をしないメガネ。

メガネは夜勤があるので、友人はここで泊まっていけという。
身内話をしながら、酒のつまみに明太子を出す。

友人が冷蔵庫を覗こうとすると、メガネは拒絶する。
家の中は勝手に見るなよ?と友人に釘を刺す。
更には風呂場も二階にも行ってはだめだという。

明太子を美味しくいただく。
メガネは夜勤に出かける。
友人が暇を持て余していると、洗濯機のカゴに女物の下着がある。

二階から引き戸をガタガタ揺らす音がする。
ブラを持って二階に行く。
声を掛けると女の泣き声が聞こえる。
ビビった友人は下に戻り下着をカゴに戻す。

すると、カゴの中には血だらけのシャツが。
嫌な予感。もしやあのメガネ…

友人は恐る恐る冷蔵庫を開けてみると、プリンがひとつ入っていた。

何だ…と安心して風呂場に入ってみると、バラバラの手足が転がっている。

バスタブに鱗顔の牙を持った化物(たぶんメス)が、人体を食べている。

「ペット飼ってんじゃん」

友人はプリンを食いながら化物食われた。

おわり

第四話 古本の倉庫

古本倉庫で在庫管理のバイトにやってきた新人バイトの香川君。
仕事内容は棚にある古本の数を数えるというもの。

品質チェックをしていると落書きのされた本(長いお別れ/レイモンド・チャンドラー)を発見。
店長に報告すると、その本は廃棄することになった。

死んだ人の本を遺族がまとめて売るケースもあるなど、古本業界のうんちく話をする店長。

休養で店長が倉庫から出て行き、香川は一人で業務を続ける。
すると奥の棚からなぜか本が落下。
元に戻すと、また別の棚から落下。
不穏な雰囲気。

香川の背後の本が大量に落下。
後ろの棚を誰かが通り過ぎる。

すると、通路の奥から上裸の幽霊が歩いて来る。
ぎゃああああ!

香川が逃げると店長が入ってくる。
香川を叱りつけ、落下した本を片付ける店長。

すると、棚の向こう側に上裸の男の霊が。

「それ、僕の本だよ」

おわり

第五話 女ともだち

三人の女性がA子の部屋で女子会。
浮気はよくないよ〜と真面目な性格の友美。
友美には元ラガーマンの彼氏がいるらしい。
しかし最近、自分の周りで女に見られている気がするという。
真っ赤なワンピースを着ている女。顔は分からない。
遠くからこちらを見つめている。

女子会後、「やっぱり女友だちは最高だね〜」とラインをグループ送信。
しかし友美は携帯をA子の部屋に置いて帰ってしまっていた。
仕方がないとA子が友美の家に届けに行くことになった。

タクシー移動中、友美の携帯にラインが入る。
今から友美の家に行くとかいてある。
たぶん彼氏からのメッセージだ。
しかし友美の彼氏とは別人の名前だ。
人違いだと連絡すると、嘘つくんじゃねえと返事が来る。

友美のマンション前。
友美のスマホに大量のラインメッセージが届いている。
ストーカーか?

すると玄関のドアが開く。

玄関から現れたのは、包丁を手に持った血塗れ姿の赤いワンピースを着たおっさんだった。

「やっぱり、女友達って最高だね」

おわり

第六話 彼氏の部屋

いさおの部屋に彼女の峰ちゃんがやってくる。

いさおはお茶いる?といいつつ、牛乳を出す。
牛乳もお茶も同じ飲み物だよ。
いさおは小さいことは気にしない性格だという。
峰ちゃんはいさお君のそうゆうところが好き。

いさおはオナラをする。
峰ちゃんは驚いて牛乳を吹き出す。
しかし峰ちゃんはいさおくんのそうゆうところが好き。

バルコニーのカーテンを開けると、男が向こう側にいてガラスに張り付いている。
ここはそうゆう所なんだよねと飄々と話すいさお。
それでも峰ちゃんはいさおのそうゆうところが好き。

しばらくくつろいでいたら夜になった。
最後にまたカーテンを開けてみたいという峰ちゃん。

カーテンを開けてみると男の顔がガラスにへばりついている。
ここはこうゆうところらしい。

勲君のそうゆうところ好き。

おわり。

第7話 釣り人

川辺で映画のロケ地の下見をする若者2人。
ここでゾンビ映画を撮ろうとなるが、A男はここで撮影はしたくないという。
気が付くと背後に釣り人のおじさんが立っていた。

おじさんは、僕は何を探しているんですか?と意味不明なことをいう。
2人は対応に困り、向こうの方にあるんじゃないですか?と適当なことをいう。
すると釣り人は去って行き、一瞬で姿を消した。

A男はやはりここで撮影したくない。
実は子供の頃、ここに親父と来た。
自分は川で溺れ、それを助けようとした親父が死んでしまった。
その時も親父は釣りをしていたと話す。

釣り人がまたやって来る。

もしかして探しているのは男の子では?と声をかけるA男。
その男の子は川で溺れたが誰かに助けられて無事ですから。と熱く語る。

すると釣り人は、探していたというボールを見つけて喜ぶ。

なんだ勘違いか…と、熱く語った自分が恥ずかしくなるA男。

すると釣り人はA男にボールを渡す。

「もうボール無くすなよ。川に流れちゃうから」

子供の頃ここでボールを流してしまった記憶を思い出すA男。

気が付くと、釣り人はまた姿を消していた。

夕暮れの中、2人は河童とゾンビが出る映画について討論した。

おわり

第8話 ホームレス入門

公園で水を飲む男。
家がないのか、コンビニのおにぎりを公園で食い、寝袋で寝る。
そこへ怪しいホームレスがきて、ここで寝るなと怒られ追い出される。

男は仕方なく川辺のベンチに行く。
隣のベンチにカップルが来てイチャイチャする。
ただ寝ているだけなのに、変な人がいると男にからまれ、難癖を付けられ追い出される。

今度は仕方なく土手で寝る。
すると初老の先輩ホームレスに出くわす。
出ていこうとするが、ここで寝ようがあんたの自由だと話す先輩。
食べ物も与えてくれて、優しく接してくれる。

ホームレス生活は自由で最高だと話す先輩。
先輩はブルーシートの家に男を連れていき、近くに男の家を作ってくれる。
屋根をささえる梁が必要だな〜などと話す。

ここに住んでいた仲間達はみんな死んでしまって寂しいとのこと。
完成後、2人で酒を飲み盛り上がる。

家族はいるんですか?と尋ねると、先輩は態度が変わり、もう寝るとフテくされてしまう。

男が家の中で寝ていると、集団の笑い声がきこえ、外からベタベタとシートを触ってくる。
驚いて外に出ると先輩が怖い顔をしてこちらを見つめている。
来たんだろ?と、先輩は男の身に起こったことを理解している様子。
慣れるから気にするな…と話して去っていく。

翌朝。
市役所の人が訪問してきて目覚める。
隣のハウスで寝ていた先輩が亡くなっている。
しかも死後一週間は経っているという。
そんなバカな…。

ハウスの中をのぞくと、先輩は梁にロープをかけ首を吊った状態で死亡していた。

おわり

「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」トレーラー・キャスト

「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」予告編
【監督】辻野正樹
【キャスト】渡辺真衣、斉藤コータ、遠藤未悠

ホラー映画「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」 全八話の感想(ネタバレ注意)

【個人的評価】★★★☆☆

ダメ元で視聴したらけっこう面白かった!というタイプのオムニバス映画でした。

全体的にスッキリしていて、飽きずに最後まで楽しく観る事ができました!

低予算で色々と工夫して創られたんだろうなと思うと、応援したい気持ちになりますね。

以下、一話ずつ簡単な感想を述べていきたいと思います。

 

第一話「カーテンの向こう」

奇々怪々譚01_ハゲ男

身体に障害のある人と介護士というシチュエーションで、虐待または放置されて餓死状態になる…みたいな展開を予想したが、介護士が殺され一人残された車椅子の男の前に殺人鬼が…という、それだけのお話。

10分という短い内容&低予算という条件で作られた部分は理解できるけど、もう少しひねりが欲しいところだった。

身体が不自由な人の前に殺人鬼が…というシチュエーションは怖いし、殺人鬼のハゲおじさんは目がイッてて不気味でしたね。

 

第二話「深夜の来客」

奇々怪々譚02_借金

五千円札が見えた時点でオチが読めてしまったのが残念でした。

じゃあどんなオチにすればいいのかと言われたら困るが、想像の斜め上をいくオチだったら最高だったと思う。

木造の安アパートで夜中にあんな大声だしたら、近所迷惑になるんじゃない?と余計な心配もしてしまった。

あなた、今回なんだか偉そうですね

 

第三話「東京の友達」

奇々怪々譚03_東京の家

しょうもな…というオチですが、僕の描くショートホラー漫画と同じ匂いがしたので親近感を感じました。

ショート作品となると、わかりやすい超単純な内容且つインパクトで勝負しないと、読者視聴者から良い反応はもらいにくいんですよね。

メガネ君の杜撰さとかつっこみどころは多々ありますが、そこはショートならではのご愛嬌というか。

比較的、雰囲気などは好きな作品でした。

でもやっぱり、しょうもな…。

 

第四話「古本の倉庫」

奇々怪々譚04_倉庫

これも特にひねりのあるオチではないけど、ストレートな怪談動画といった内容でした。

幽霊が一瞬通り過ぎるシーンはけっこうゾワッとした。

倉庫で一人作業というシチュエーションもけっこうリアルで、僕自身も過去に似たような体験をしている。

オチが無いからこそ本当の怪談という感じがするし、これはこれで良かったのかも。

ただ、ラストの幽霊の顔面アップはちょっと興冷めした。

低予算なりにもっと工夫が必要だったのでは。

もっと照明を落として、口元だけ映すとかした方がまだ怖かったかも

 

第五話「女ともだち」

奇々怪々譚05_女ともだち

第一話のアップデート版といった感じでしょうか。

これもオチが読みやすかったので、ラストは特に衝撃を感じませんでした。

女装したおっさんストーカー殺人犯という狂気を描きたかったのだろうけど、普通すぎて今ひとつその狂気が伝わってこなかったというか。

ラストのオチに全てを集約させてドーン!と見せたい作品の場合、オチが読めてしまうと非常に残念な気持ちになってしまいますね。

なんか惜しい感じがしました

 

第六話「彼氏の部屋」

奇々怪々譚06_変な家

この話は異色というか、箸休め的な怪異譚でした。

彼氏も彼女もブッ飛んでいて、幽霊の男がガラスのドアの向こうからこちらを覗いているという心霊物件。

つっこみ役が誰もいない全員がボケ役のコントのような、シュールな内容でした。

案外、嫌いじゃない

 

第7話「釣り人」

奇々怪々譚07_釣り人

本作の中で随一のハートウォーミング作品。

こうと思わせてこう!で、オチはほっこり。というタイプ。

ほっこりして面白いとは思うのですが、一つ気になったことが。

探していたのは自分ではなくボールだったと勘違いして「なんか恥ずかしいな…」みたいな事を言うのですが、そこはセリフではなく演技で見せて欲しかったかなと。

説明的で野暮ったく感じてしまいました

 

第8話「ホームレス入門」

奇々怪々譚08_ホームレス

怪談の出来としてはこの第8話が一番良質だったと思います。

前半のホームレスとカップルの理不尽さがオーバーすぎて、安っぽくて何となく嫌な予感がしたのですが、後半からはしっかりとしたホラーを見せてくれました。

テントを作りながら「梁が必要だな」と話す先輩。

屋根を支えるために必要だったのではなく、自殺するのに必要だった…という風に捉えたら、ゾッとしますね。

ホームレス最高!と語っていたのに、実は死ぬほど人生に苦しんでいた…という心の闇も感じさせてくれます。

こうゆう風に視聴後に意味がわかってゾッとするという話は、本作ではこれがナンバーワンでした

まとめ

色々と書きましたが、全体的に見てなかなか面白かったと思います。

 

偉そうにクダクダと語ってしまいましたが、一体おまえは何者なんだ?

僕はただの視聴者です。すいません。

しかし僕自身、感想を書いていてとても勉強になったし、参考にもなりました。

 

他人の作品をあーだこーだ言うのは楽なんですけど、自分の作品を客観的に見るのって本当に難しいんですよね。

今回の経験を糧に、更なる精進を心掛けていきたいと思います。

 

Netflix「呪怨 呪いの家」のようなガチガチに恐ろしいホラーも好きですが、たまにはこうゆう緩い和製ホラーも良いですね!

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AmazonPrimeVideoで視聴しました

「奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語」はアマゾンプライムビデオで視聴しました。

まだ観ていない方、もう一度観てみたい方はこちらからどうぞ↓

Amazon.co.jp: 奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語を観る | Prime Video
最近赤いワンピースを来た女に付きまとわれている気がすると話す女友達。女子会のあと携帯を置き忘れていったその友達の家に届けにいくと...(第五話「女ともだち」)

 

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