映画「日本で一番悪い奴ら」をnetflixで視聴しました!

気にはなっていたけど、ずっと観ていなかった映画。
もっと早く観ておけばよかった!
めちゃめちゃおもしろかったです!
映画「日本で一番悪い奴ら」あらすじ
北海道警察に刑事として勤務する諸星は、手柄を立てるために違法捜査に手を染める。
S(エス)と呼ばれるスパイたちと共謀し、ヤクザや反社会勢力から銃や覚醒剤売買の情報を集め、高い検挙率を誇るエース刑事として上り詰めていく。
ある日、銃器売買の大取引があるという情報を得た諸星は、ヤクザのふりをして潜入捜査を行うが、柔道の鍛錬で潰れた耳を取引相手のヤクザに指摘され、刑事だと気づかれ銃口を眉間につきつけられる…
映画「日本で一番悪い奴ら」トレーラー&キャスト
白石和彌【脚本】
池上純哉【原作】
稲葉圭昭「恥さらし ―北海道警 悪徳刑事の告白―」【キャスト】
綾野剛、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス)、矢吹春奈、瀧内公美、中村倫也、木下隆行(TKO)、音尾琢真、ピエール瀧、中村獅童
映画「日本で一番悪い奴ら」ネタバレ感想

★★★★☆です!
めっちゃ面白かったなあ〜!
監督の白石和彌さんは「凶悪」の監督さんですね。
「凶悪」はマジで衝撃的で完全に僕好みの映画でした。
凶悪の映画監督なら間違いないだろう!と思ってみたら、本当に間違いなかった!
逮捕前のピエール瀧や、TKO木下、デニス植野など、芸人さんも出演していてコメディな雰囲気も漂う作品でしたね。
当時の北海道警察の不祥事が題材になっていますが、やってることはもう反社と変わらんじゃないですか!
僕が子供の時、同級生の父親が日焼けした柔道家体型のいかつい風貌の刑事さんで、その時点で怖いのに怒りっぽい人だったのでめっちゃ怖かったなあ…。
刑事と知るまで普通にヤ●ザだと思ってたよ。
危険な犯罪者とやりあうくらいの人たちだから、そのくらいじゃないとやっていけないんでしょうけども。
「刑事とヤクザは、組織は違えど同じ人種」という話も聞いたことがある。
全員がこの条件に当てはまるわけじゃないだろうけど、一定数そうゆう人間が存在しているんだろうな…。

まあ体を張って治安を守ってくれている刑事さんはリスペクトしていますけども。
で、肝心の映画内容についての感想ですが、パッと思い浮かぶのは、
綾野剛がひたすら「ウラァアアア!!!ダァアア!!!オラァアアア!!!テメコラアァァァ!!!」とがなりまくっている印象。
全体の45分間くらいは叫んでいるのでは?と思うほどです。
オーバー気味なハイテンション演技で観ている方も若干疲れますが、これを演じている綾野さんはもっと疲れたことでしょう…w

でも不思議なもので、後半にはなぜかこのハイテンション演技にも慣れてくるんですよね。
前半はややスケベシーンが入るので、これから家族で観ようとしている人は要注意。
ストーリーの半分は男の成り上がりが描かれているので、そこに女と酒が絡んでくるのはまあ当然といえば当然な流れでしょう。
警察署内でも同僚の女性に色目をつかわれ、愛人関係のようになっていきます。

美女に囲まれてウハウハですねえ!刑事さん!
「凶悪」の時のような陰惨な雰囲気はなく、割とみんな陽気でポップな雰囲気なので、実話をもとにしているとはいえエンタメ作品として充分楽しめました。
ペーペーの新人刑事が、悪い上司から現実を教わり、出世のために手を汚して検挙数を爆上げしていく立身出世物語でもあり、因果応報で全てが崩壊していく様を描いた悲劇の物語でもある。
いいこともあれば悪いこともある。
悪いことをすればそれ相応の罰を受けることになる。
人生ってそうゆうものだよね…と、ある意味教訓にもなる作品だと思いました。
警察組織の隠蔽体質にメスが入れられた社会派作品でもありますが、そんな小難しいこと考えなくても普通に面白い映画に仕上げられていますね!
この映画、どこまでが本当の話なんだ?と気になるところですが、原作者の稲葉氏いわく、「ほぼ全部この通りだよ」とのことです。

ただ、警察署内で同僚の女性とスケベはしていない…とのことですw
綾野剛主演作品ですが、「ヤクザと家族」も感想を書きました。
映画「日本で一番悪い奴ら」世間の口コミ・評価

以下、世間の口コミです。
超面白かった。
マジで最高だわ。
しかし何だろう…途中何処か青春ぽいんだよな…。。
多分なんだけど、この人の人生で最も輝いてて、最も充実してた時代がこのマル暴時代なんだと思う。
綾野剛の「イキった」演技はオーバー気味かもと思ったが、警察ってわりとこんな感じのやついるから間違ってもない。
主人公が道警の手柄のために悪を重ね転落していき、最終的にはクズ人間(半分廃人)と化してしまいますが、そこに至るまでの必然性と言いますか、歯車が狂っていく様が説得力をもって描かれています。
この映画自体の出来はいい。だがなぜ、このようなコメディめいたタイトルにしたのか、不満を通り越して憤りさえ覚える。なまじ、問題の核心に迫るような素晴らしい内容だけに、後味の悪さだけが舌に残る映画だった。
この映画は冒頭にフィクションであると宣言しているが「稲葉事件」をモチーフにしているという。
原作は稲葉圭昭による「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」という当の本人というのだから…。
どこからどこまでがフィクションなんだろう。
実録犯罪モノながら、下世話な娯楽映画として充分楽しめる。格好、往生際、頭、確かに色んなものが日本一悪い。人死にがほとんどないので陰惨な雰囲気も無く、笑える場面も多く、エロも頑張っている、若干長いのが残念。
警察の不祥事が続く中、なぜかテレビではなんちゃら24時みたいな警察賛美の特番ばかりが放送されている。
もちろん全ての警察組織が、というわけでは無いがこう行った側面もあるということはもっと周知されるべきではないだろうか。
(ネット上にある映画のレビューを一部引用しました。)

ザッと見た感じだと、高評価をつけている人が多かったですね!
ハイテンションでテンポ良く進むから、最後まで飽きずに楽しめるんですよね〜。
まとめ
太く短く生きる男の生き様って、かっこいいなとか憧れる部分はあるんですけども、実際にそうゆう生き方をしていたら悲惨な最期を迎えてしまうことでしょう。
色々と考えさせられる作品でした。
っていうか警察ってやばいね…。
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