雪山サバイバル映画「残された者-北の極地-」をAmazon Prime Videoで視聴しました。
飛行機が不時着し、北極で遭難する男の奮闘を描いたサバイバルストーリー。
雪山サバイバル映画といえば名作『生きてこそ』ですが、この映画はこの映画ならではの味わい深い作品だったと思います。
個人的評価は…

★★★★☆です!
ちなみに本作はホラー映画ではなく、ヒューマンドラマ系の普通の映画ですのでご了承ください。
映画「残された者-北の極地-」あらすじ
魚を釣り、救援信号を送る毎日。
ある日、救助隊のヘリコプターが到着するが、強風にあおられ墜落してしまう。
一人だけ生き残っていた女性を発見するが、腹部に大けがをしていて意識は朦朧としていた。
女性の乗っていたヘリの中に、建物の位置が記された地図を発見する。
オボァガードは女性を橇に乗せ、救助の可能性を求めて雪山を探索する…
映画「残された者-北の極地-」トレーラー&キャスト
【脚本】ジョー・ペナ、 ライアン・モリソン
【キャスト】マッツ・ミケルセン、マリア・テルマ・サルマドッティ
映画「残された者-北の極地-」ネタバレ感想
ネタバレを含みますのでご注意を。
この映画を観ていて最初に思ったこと。

「セリフがねえ」
そうです。
この映画ほとんとセリフがありません。
出演している役者はほぼ2人だけな上に、女性役の ライアン・モリソン
マッツ・ミケルセンさん(言いにくっ)は終始意識不明状態なので二人の会話がありません。
雪山での過酷な生活をただただ客観的に見届けるだけ…という原始人でも分かるような内容の作品です。
いつものホラー映画レビューだったらケチを付けたりますが、このような映画には一切のつっこみや冷やかしは書きません。
だってすごいじゃないですか。
自然と闘う人間ってどこか神々しくも見えるんですよね。
「残された者-北の極地-」は実話なのかフィクションなのか
僕のうっすいリサーチによると、本作は「フィクション」であると思われます。
脚本・監督のジョー・ペナさんの創作です。
しかし、この映画はかなりリアリティがあるので、実際に雪山遭難した人の証言や事件などを徹底してリサーチした上で作られた、実話に近いフィクションであるともいえましょう。
無人島サバイバル映画「キャスト・アウェイ」との違い
孤独なサバイバル映画の一つにトム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』があります。
こちらは南国の無人島に不時着した男のサバイバル映画です。
雪山と南国の違いはありますが、それぞれに過酷な自然との戦いがあるようです。
この2作品を比べると、映画全体としてキャスト・アウェイに軍配が上がるかなと。
なんでかな〜と考えてみたところ、事件の多様性・量が違うからなのではないでしょうか。
「残された者」は凍傷との戦い、ホッキョクグマの恐怖、寝床確保、怪我人の介抱が主な内容です。
「キャスト・アウェイ」は怪我、病気、絶望、孤独、友情と別れなど、本質はほとんど同じですがバラエティに富んでいるように思います。
「残された者」はずっとストレスを与え続けられているような感覚がありましたが、「キャスト・アウェイ」は自然や孤独との戦いだけでなく、時折、南国ならではの優雅さを感じさせられたり、そういった緩急があったのが良かったのかもしれません。

どちらにもそれぞれの面白さはありますけどね
個人的にですが、遭難するなら南国の方がいいかも…なんて思いました。
っていうか遭難なんてしたくないけども。
映画「残された者-北の極地-」はアマゾンプライムビデオで視聴できます
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