「イギリスの赤ん坊少女たまみかよ」
「ザ・ボーイ 人形少年の館」(原題:The Boy)をAmazonPrimeで視聴しました!
以下、感想とネタバレあらすじになります。
「ザ・ボーイ 人形少年の館」あらすじ
現地で彼女を出迎えたのは少年サイズの人形で、夫婦からこの人形の世話に関する不可解な10のルールを言い渡される。
グレタはブラームスに不思議な力があると気付き始めるが…
予告動画・キャスト
脚本/ステイシー・メニヤー
キャスト/ローレン・コーハン、ルパート・エヴァンス、ジム・ノートン、ダイアナ・ハードキャッスル、ベン・ロブソン、ジェット・クライン、ジェームズ・ラッセル、リリー・ペイター
「ザ・ボーイ 人形少年の館」感想(ネタバレ注意)
【個人的評価】★★★★☆

結論を言うと、なかなか、いや、だいぶ面白かった!
いや〜やられました。
ジャケットを見て、さて本編を視聴開始。
この時まで、「アナベル」のように呪われた人形と暮らすことで、悪霊によるオカルト現象が起きて…みたいな展開を予想していたのですが。
後半のまさかの展開に、バッコーンと脳みそを揺さぶられましたよ。
(アナベルも恐すぎるので大好きです▼)
しかもしっかりと前半に散りばめた伏線を回収し、なるほどぉ!と納得の展開。
動くブラームスはハロウィンのマイケルみたいに不気味だし、割れた鏡の奥から出てくるシーンは奇妙で、絵的にも良かった。
題材としては真新しいものは感じないけど、アイデアや脚本の見せ方でこんなに面白くできるんだなあと。
今までの人形ものにない斬新さを感じました。
ただの人形ホラーでしょ?なんて小馬鹿にしている人は、是非本作を観て脳みそをバッコーンと揺さぶられて欲しいですね。
楳図かずお的な要素があるような…
豪華な屋敷で暮らしながらも、人目につかず、屋敷の裏側や天井裏で生活をし、時折屋敷の中の人間にちょっかいを出す…この状況は楳図かずおの「赤ん坊少女たまみ」を彷彿させるものがありますね。
醜い姿に生まれて美しい少女に恨みを持つたまみと、サイコパスで精神年齢が低いブラームスと、それぞれ違いはありますけども。
どちらも悲しいバックボーンがあり、孤独にひっそりと、埃が舞い散る屋根裏で暮らしているのです。
さらに不気味な少年の人形といえば、同じく楳図かずおの「ねがい」を想起させます。
「ねがい」は孤独な少年が生み出した因果の物語ですが、モクメもブラームスも悲しい存在であるのです。

赤ん坊少女もいいですが「ねがい」は名作ですね。
主人公のグレタ・エヴァンスはウォーキングデッドの「マギー」
最初この映画を観はじめた時、「なんかこの子、マギーに似てね?」と思いつつ、ボケーッと見続けること30分。

「っていうかやっぱりこれマギーじゃねえか」
気付くの遅っ…!
どこかのレビューで、マギー(ローレン・コーハン)のケツをもっと映せ!みたいな書き込みがありました。
世間ではマギーといえば安産型のケツ!という印象なのですね…。

この人は血が似合うなあというのが僕の印象です。
ケツじゃねえ。
血を見せろ!
ザ・ボーイの続編「ブラームス:ザ・ボーイII」トレーラー公開
2020年1月に続編のトレーラーが公開されました!
タイトルは「ブラームス:ザ・ボーイII」(原題:Brahms: The Boy II)
ブラームスの不気味度が強化されているようです。
1作目は脚本の良さがポイントになっていたので、次作でそれを越えるのはちょっと難しいんじゃないかなあ…。
もちろん、絶対に観ますけど!
その時はこのブログで感想を書かせていただきます。
まとめ
- 予想と違う展開・内容にやられた
- ただの人形ホラーものと舐めている人におすすめ
- ブラームスは楳図かずおイズムを彷彿とさせる
「ザ・ボーイ〜人形少年の館〜」というタイトルはそのまんまで魅力的とは思えないけど、中を開けてみたらこんなに面白かったのか〜と、良い意味で裏切られた作品でした。
早く続編が観たいぞ!
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